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〇自宅・居間(夜)
泣き疲れて眠っている光太郎に、雪弌が
タオルケットをかける。
時計は午後十一時を回っている。
雪弌M「まったく、アイツは……」
――ガラガラ
雪弌が玄関の物音に気付く。
〇自宅・玄関(夜)
酔っ払った洸龍が帰宅する。
モダモダと靴を脱いでいる。
その背後に雪弌の影。
雪弌、腕組みで、
雪弌「こんな時間の帰宅とは、随分といい身分
じゃないか」
洸龍はふらっと立ち上がり、ポンと雪弌
の肩を叩く。
洸龍「朝帰りってワケじゃないんだから許せよ」
雪弌は無言。だが眉間に深い皺が寄る。
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