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雪弌、光太郎を抱きながら、
洸龍の背中に向かって一喝する。
雪弌「大人だというなら、
ちゃんと向き合え!」
動かない洸龍の背中だったが、漸く、
ゆっくりと振り向く。
どちらが先に折れるのか……。
何も言わず見つめ合う洸龍と雪弌。
洸龍が小さく溜息。
雪弌と光太郎の前にドカッと
胡坐をかく。
雪弌は満足したようにニッコリと
微笑む。
雪弌「さて、どこから話そうか」
光太郎が雪弌を見上げる。
光太郎「雪ちゃん?」
光太郎が雪弌を見上げる。
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