「…都丸は…」 うんうん…ん？ 緩く握った拳を顎の下に当てて、東儀は考え込んでいる様子·····しばし黙りこむ…。 そしてゆっくりと顔を上げて俺を見た。 「…言わない…」 言わないのか…でも…言わせたい。 「これでも？」 両手で顔を包み込み口付ける。 ちゅっちゅっと優しいキスをしておでこをコツンとつけた。 瞳をじっと見つめると一瞬目が合ったがすぐにそらされた。 ·····俺を見て…もっと深いキスをする。 「あ、んっ」 左手は恋人のように指を絡め、体を密着させた。 「はっ、こんなとこで…ダ…ダメ」 キスだけで気持ち良さそうになってる顔で言われても……。 脚で東儀の股間を刺激する。 「言わなきゃ止めない」 キスをしながら髪を指で梳きそのまま首筋を撫でた。 「んっんん」 肩をすくめて、びくっと揺れる。 (強情だな…) 東儀のシャツをズボンから引っ張りだし中に手を忍ばせる。 なめらかな肌を手のひらで撫で上げ、胸の尖りにそっと触れた。 「っ！…んんっ」 この声を誰かに聞かせるなんてもったいない。 すぐにキスで声を吸いとった。 そのままキスをしながら胸を弄ぶ。 東儀の反応を見ながら摘まんだり引っ張ったり捏ね回したり…。 彼は顔を赤く染めて快感を受け入れるように感じている。 唇を離すが光る糸はつ繋がったままだ。 「…で、俺のことどう思ってんの？」 「…す…すき…だから…も、許して…」 涙で目を潤ませた顔で見上げられて、…やっと俺は満足した。