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第47話
布団の中で、何に焦点を合わすでなくぼんやりと意識を漂わす。
辛い…
寂しい…
人恋しい…
「俺…どうかしてる」
…こんな感情…
…知らない…
夜、目覚めると携帯には通知を知らせるランプが付いていた。
東儀から送られたもので、文化祭は何とでもなるからしっかりと体調を戻しておけ、とその一文のみが送られていた。
·····ハイハイ、俺がいなくても大丈夫だってわかってる。
東儀と桜井の二人に任せるよ。
こんな自分を誰にも見せたくない。
今だけ、弱音と不満を枕にぶちまけてみた。
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