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第50話【R18】

「喧嘩してるんだってさ」 …は? 東儀は“しょうがない”という表情をしてペットボトルのお茶を飲む。 上下する喉が何故かエロい…。 だがそんな素振りは見せるまい。 俺は平静を装って会話を続けた、 「誰と?」 「あっ」 ペットボトルの蓋がテーブルの上を転がっていく。 東儀が慌てて手を伸ばしてお茶に蓋をするが若干動作が不自然…。 「…こ…恋人?」 そこに“?”が付く理由って? 一瞬だけ東儀が動揺したように見えたけど…。 「ふーん」 痴話喧嘩なら本人が解決するしかない。 「素直になれればいいんだけど」 …そう、素直になれれば…。 まさに、俺の事だ。 桜井に取って代わられる訳じゃないのに。 割り箸を握る手に力が入る。 「あ…その…ゴメ…ン」 訳が分からないという顔をする東儀の手をするっと撫でてから瞳を捉える。 「今日、行ってもいい?」 「バカ…」 東儀は口を尖らせ、こころなしかやや赤くなった頬をしてタコ焼きを爪楊枝で何度もつついた。 「ン…風邪、大丈夫?」 まだ泡が残る体で俺を気遣ってくれるが、シャワーの音が東儀の声をやんわりと包む。 お湯の熱が体に馴染んでうっすらとピンク色に染まった肌。 「試してよ」 振り向かせ東儀の上気した頬にチュッと口付け、体に手を這わせた。 「ぁ…っ」 起立した俺の一部を尻にぐっと押し付け胸の先端を捏ねる。 くにくにとひとしきり弄って軽く引っ張れば東儀の体が震え、腰がゆらゆらと動き始めた。 「ぁ…あぁ…」 肩から首を柔らかく食んでいく。 「きもちぃ?」 「ん…中も…」 東儀の言葉に誘われて俺を押し付けていた場所に指を二本 差し入れた。 まだ残るボディソープの泡がいい仕事をしている。 拡げるようにくにくにと動かしたり、ゆるゆると出し入れする。 「はっ…ぁあん…」 喘ぐ声にそそられて、もう限界が迫っていた。

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