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第57話【R18】
「いたいた。帰ろう、都丸」
柴田と話を終えて教室に戻ってくると東儀が俺にカバンを投げてきた。
当然キャッチする。
「危ねぇな」
「取ったじゃん」
「当然だろ」
東儀と二人、肩を並べて校内を歩いた。
「都丸…最近柴田と仲がいい感じ?」
「え?」
さり気なく答えないと。
「何となく喋ったりするようになったかな」
「ふ〜ん」
前を向いたまま答える。
「…他の奴には話せないのかも」
「ん?何か言った?」
こちらの顔を覗き込むような仕草をする東儀に曖昧に笑って見せた。
「早く一心の部屋に行こう」
一心の顔が赤らんで、プイと顔を背けた。
「ぁ…はぁ…ン…」
ワイシャツの中に手を滑らせるだけで一心の白い頬に赤みが差し、俺の気分が高まる。
一心はプチプチと自分でワイシャツのボタンを外し、俺の顔を引き寄せ唇を重ねた。
俺は壁を背にクッションに座り、一心を対面で抱いている。
ぬるりと侵入してくる一心の舌は熱く、俺の口中を積極的に犯す。
その間に俺は一心のズボンを脱がし下着の中に手を入れた。
「あぁ…」
つぷりと後孔に指を入れると一心が俺の髪を掻き乱しながらすぐさま反応する。
「ン…もっと…」
一心とこういう事をするようになってから緩く指を出し入れするだけじゃ物足りないらしい。
指を増やし拡げるように動かす。
部屋には一心の喘ぎ声と濡れた音だけがする。
「あぁ…ン…音…やだぁ…」
一心の羞恥を煽る為にわざとくちゅくちゅと音を響かせた。
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