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第74話【R18】

唇に柔らかい感触。 あ…キスされてる…そう思った途端に緩んだ歯列を割って濡れた舌が侵入してきた。 「んっ!」 驚いて身体が硬直する。 侵入者は俺の舌を優しく吸い、絡ませるようにして舐めた。 「はっ…ぁ…ン…」 …気持ちにいい… 頬を撫で、前髪を撫で付ける優しい手。 佐久間とのキスに夢中になっていく俺。 キスに応えようと佐久間の後ろ頭を捕らえて引き寄せもっと深く口付けた。 「あっ…」 佐久間の口から艶っぽい声が漏れると俺の中のスイッチが入った。 …もっと…聞きたい… 佐久間の背中に片腕を回し、そっと体勢を入れ替える。 見下ろした顔には若干の不安が見て取れた。 何かを言いかけた唇を唇で塞ぎ、キスの続きをする。 俺から深く差し込んだ舌を拒まれることも無く、むしろ佐久間は受け入れ応えてくれた。 …嬉しい… 一気に上がる体温。 興奮して身体が暑い。 俺は一旦身体を離して上半身の衣類をまとめて脱いだ。 そんな俺を…佐久間はじっと見ている。 「脱がして…いい?」 そう聞くと、フィッと顔を背けた。 耳が赤い。 「…触るよ…」 ズボンからシャツを引き出してその内側に触れる。 暖かな感触。 下からボタンを外すと無駄な物が剥ぎ取られた美しい腹筋が見えた。 俺はかしずいて、そこに口付けた。

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