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第85話
薄い唇を何度も食み、そのふにふにした感触を愛おしむ。
ベッドに押し倒した京乃は俺のキスを受け入れ、されるまま、だ。
シャツの裾から手を滑り込ませて割れた腹筋の筋を指で辿りながら胸を目指した。
もう硬く勃ち上がっていたそこを指で触れると京乃の身体が揺れた。
「ここ、好きだよね」
「…そんな事、…ない…ん…!」
…嘘。
指で摘んで捏ねればキスの最中だというのに顎が上がり喉を晒す。
弓なりになる背中の下に片腕を差し込みシャツを胸元まで捲った。
「ほら、感じまくってる…」
ピンク色のピクんと勃ったそれは次の刺激を待っている。
俺は舌を伸ばし先端に触れた。
「んッ…」
乳輪ごと舐め、口を窄めてジュルッと吸った。
「あ…ンン!」
弧を描く背中が硬直し、京乃の硬く張り詰めた昂りが俺の腹にゴリッと当たった。
「手が離せないから…自分でズボン…脱げる?」
そう言うと京乃は自分でホックを外し、ファスナーを下げた。
欲望が薄い布を押し上げている。
ほら、めっちゃ気持ちいいんじゃん。
ズボンと一緒に下着をずり下げるとふるん、と飛び出す京乃の京乃。
俺は片側の手でピンク色の尖りを弄びながら京乃が下肢を露にするのを見ていた。
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