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第22話*喰うもの喰われるもの*(R)

スルスルと絹の寝巻はトキワの肌を滑り、トキワの体を隠さなくなっていた。 狐はトキワの胸の蕾に舌を伸ばした。 「ひゃっ」 「お、お館様・・俺はおなごのように乳は無いのですが・・」 「喰われるものは何も言うな」背中がヒヤリとしたが、胸に大きな舌を当てられているので  俺は仕方なく額などに唇を当てる。お館様はもう一つの蕾に指を当てる。 「あっ」 くすぐったい。思わず腰を引いてしまう。するとグッと引き戻され まだ行為をやめようとしない。 『くすぐったいし、なんか変な感じ・・』  狐は俺を寝所に寝かせる。 「お前は今日喰われる覚悟でここにいるな?」  体が凍りついた。 「はい。贄嫁最後のお努めです」 「よかろう。では贄嫁を喰らうとしよう」  覚悟して自分から言ったのに。怖い・・。 すると狐は俺の足を開いた。 「あっあっ!」 「お館様、そっそこは、あの」  どうしていいのか言葉に詰まっていたら 「いっ、痛い!」  激痛が走った。 『え?何してるの?口に含まれていることはわかるけど・・』  そして痛みは続く。 「いっ、痛い、痛いです、やだっ!お館様」 「ああー!いたあああいい!!」悲鳴にも似た声が出る。 左太ももに大きな歯形がついていた。 犬歯の部分はさらに深く血がにじんでいる。 「まず左足を骨ごと喰われるか、足を開くか好きな方を選べ」  トキワは恐る恐る足の力を抜いた。 「痛い、痛いよ、お館様。やだ・・やだ・・」 「喰われたいのだろう?」 「で、でも・・」  瞳が潤んでくるのがわかる。 「!」  今まで舌で弄んでいたものが強く巻き付いてきた。 「待って、お館様、待って、やだ、やだ、こ、こわい」  両足は抑えられていて動かない。 「なに?なに?こわいよ」  お館様が激しく動く。 「いやあああああああー」  ・・俺の最後の記憶。

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