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第48話*目覚め*①
『ん・・あさ?何かいつもよりお布団柔らかい』
ふと体を見るとふさふさしたものに包まれていた。
「え!これもしかしてお館様の尻尾?」
ガバッと起きたら自分は何も身に着けていなかった。
『え?何、何があったの』
「ん。すみれ目が覚めたか。気分はどうだ、今日は外の空気でも吸いに行くか?」
「お、お館様あ」
着物も近くに無く狐の尻尾ですみれは一生懸命体を隠していた。
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