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第64話*白い体・紅の体*
「ん・・んんっ」
『やっぱりお館様の口吸い、熱い』
狐の舌が耳の後ろを伝う。
「ひゃあ」
「ふふ、くすぐったいか」
「は、はい。あと、ちょっと熱くて」
狐は腰ひもを緩め、すみれの体から寝巻をずらしていく。
すみれは恥ずかしくて狐の方を見れない。
「この桃色の小さな蕾が愛らしい」
狐はすみれの小さな胸の蕾を舐めあげる。
「あっ・・そこ」
「指の方がよいか?」もう片方の蕾を
指でつまむ。
「あっ・・やああ・・」
「ああ・・やあ・・も・もう・・」
狐に長く胸を愛され、すみれの体が紅を差したように色づいていく。
「あっそこ」
狐は左足の太ももを丁寧に舐めあげていた。
「すみれ。これは俺の罪。そしてすみれが永遠に俺のものだという証だ」
「お・やかたさま・・」
そして丁寧に舐めあげていた左足から位置がずれた。
「あ―っ!ああっ、そこ駄目です。おやかたさまあ」
「何故駄目か?」
「あつく、熱くなっちゃううう」
「そうか。体中熱くしてやりたい」
「あ・・さわっちゃだめですっ」
「んあっ・・やだっあつい・・あついよう」
「すみれ。かわいい小鳥のようだ。もっと声を聞かせてほしい」
そっと狐の手が動く。
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