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第75話*夜の花*②(R)
天我も着物を脱ぎ、布団の上にいた。そして天我の上にはすみれが・・
「すみれ」
「一度触りたかった、本当の天我の体に。そしてその体で俺に触れて欲しかった」
「それではお前の体に負担がかかりすぎる」
「それだと本当の天我に相手にされていない気がする」
『違う。お前の体がなにより大事なのだ』
「ねえ天我。して?」
「すみれ、だから言っているだろう・・」
「して!」
天我は不安そうに魔羅に油を塗る。
すみれを横たえようとしたら、
「触らないで」
すみれは天我をまたいだ。
「すみれ、やめろ。このような形いままで一度も・・」
天我の言葉に耳をかさず、すみれは腰を落とした。
「ん・・やっぱり大きい・・んんっ」
「ふっ・・う・・うんっ・・ああっ・・」
「すみれ!」
「は・・いった・・」
「ケホッ、ねえ天我飲みこんじゃった。どう?」
「ああ、受け入れられて天国のようだ」
「じゃ動いて?」
「なっ、まだ体が」
静かにすみれが動き出す。
「ん・・あっ・・はああっ・・ね、動いて天我」
半分諦めた天我はすみれを突き上げる。
「あ・・ああっ・・すご・・いっ・・おくまでえ・・体中に天我がいるみたい・・だめ
動いちゃう」
すみれも激しく腰を動かしてきた。
『おかしい。どう考えてもいつものすみれではない』
灰羽の水あめのせいに決まっている。媚薬でもはいっていたのか?
きっと明日には覚めているだろうが記憶は残るのか?
残っても残らなくてもいい・・
天我はすみれに問うた。
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