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第78話*やきとり*
「こんちわ-。天我いる-?」
「あ、この声、えっと天狗の灰羽さん」
「は-い-ば―!」
右手に太刀を持って天我が現れる。
「うわ-!」
「きゃ-」
ぎりぎりの所で灰羽がよける。
「なんだお前あの水あめは!」
天我は怒りで興奮している。
「水あめ?」
すみれが不思議そうな顔をする。
「すみれ、少し席を外してくれないか。俺は焼き鳥の準備をしなければならない」
「やきとり?」
「ふっ、冗談だ。灰羽と話がある」
「え-。絶対目が本気だったよね。花嫁さん」
天我にぎろりと睨まれて
「へ-い。いま行きますよ-」
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