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第81話*夫婦の夜*①(R)

「それではお先に失礼いたします」 「すみれ、少しこちらに来てくれまいか」 「はい」 すみれが近づくと天我はすみれの着物の中に手を入れ、太ももに手をやる。 「あ、あの天我・・」 「すみれ俺が怖いか?俺の腕の中は嫌か?」 すみれの目をうかがうように訊ねてみる。 「俺は天我のもの。だから天我がどのような姿でも受け入れたい」 頬をまっ赤に染め、すみれは天我に抱きつく。そして耳元で小さく囁く 「天我の好きにされたい」 「あっ・・んんっ・・いつもより・太い・・」 「それはそうだ。俺は人より大きいからな指も太い。ほらな?」 ぐりっと指を奥に押し込む。 「ああっ・・やだっ・お・・おくにい・・」 『ふむ。やはりこの前よりすみれらしさがあるな』 「すみれ、俺に背を向けてくれないか?」 「せ・・ですか」 「天我、これは獣みたいなのですけれど・・」 俺は四つん這いにさせたすみれを後ろから突き上げる。 「あっ・・あああっー・・いやああっ」 すみれの肘はいとも簡単に落ち、布団を握りしめた。

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