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〇体育教師しか入らない教室(朝) そんな夏野の顔を覗き込むように心配そうに下から見上げる波多野。 波多野「……先生?どうかしたの?」 ここで夏野もいつも通りの爽やかな先生に戻る。 夏野「………!…いや、なんでもないよ。少し驚いただけだ」 波多野「だよねえ。それについては、俺が一番驚いてるよ。まさか俺なんかに好意を持ってくれる人が居たなんてね。世の中には物好きが居るもんだなぁ」 夏野「波多野が気が付いていないだけで、好意を持っている人は居るはずだよ」 波多野「そうかなぁ?」 夏野「……ああ」 安心させるように、わしゃわしゃと、波多野の頭を撫でる夏野。 大きいその手で撫でられるのは気持ちが良くて好きな波多野は、嬉しそうに微笑む。

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