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〇体育教師しか入らない教室(朝) 夏野「…それにしても、複雑な気持ちだ」 しみじみと語る夏野。 夏野「波多野が初の告白を受けて、俺も嬉しいはずなのに、寂しくも感じるよ。まるで自分の子供を嫁に出すような気持ちだ」 そしてわざとらしく泣き真似をして見せる夏野と、そんな夏野をは苦笑しながら軽く叩く波多野。 波多野「それを言うのなら、嫁じゃなくて婿でしょ。それにただ告白されただけなんだから、そんな表情しないでよ」 夏野は満面の笑み。 夏野「今夜は赤飯だな!」 波多野「……もうっ。からかわないでよ」 夏野「はははっ、冗談だって。そう怒るなよ」 波多野「だーめ。許さない」

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