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ビックリした

朝の朝礼が終わると修に呼ばれた。 圭も修の隣にいてその横にさっきの目つき悪い男性が立っていた。 「聖輝が休みの間に新しいキッチンスタッフが増えたんだ。調理中心だけど紹介するよ。高橋真(たかはししん)さん。俺らより3個歳上だ。」 「初めまして、黒岡聖輝です。」 ジッと僕を品定めしている様に見ている感じに思えて少しだけ嫌な気がしたんだけど次の瞬間それは掻き消された。 「始めましてぇ〜。私、高橋真です。あっ、さっき名前はお伝えしたわよね。いやぁ〜ん。イヴイヴぅ〜可愛い!お人形さんみたいに目がクリクリなのねぇ〜。羨ましいわぁ〜。ほらっ、私ってこんな目つきでしょう?誤解されちゃうのよねぇ〜。」 僕より身長が高くて体格は蒼大みたいな感じで男らしいのだが喋り出したらビックリしてしまった。 「真さん。聖輝が驚いてるんで聖輝の精神的な事はお話しましたよね。」 「あらっ、ごめんなさいね。そうよね。うんうん。怖い事たくさん経験したもんね。」 「真さんが泣いてどうするんですか?抱きついたらダメです!落ち着いて下さいよ。」 まるで自分の身に起きたかの様に泣きながら僕に抱きつこうとしたのを修に止められていた。 悪い人じゃないのが伝わって来る。 良かった仲良くなれそうな気がしてきて嬉しくて顔がニヤケてしまった。

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