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午後6時

「お疲れ様でしたぁ〜。イヴちゃん。」 真さんの周りに小さなお花が舞ってキラキラと見えるのは僕だけでしょうか? 「お疲れ様でした。今日はフォローとかありがとうございました。」 「いやだわぁ〜。そんな事は気にしないのっ!私も好きでお世話焼いてるんだもん!」 「そっ、それなら有難いです。」 めちゃくちゃ顔を近づけられて後ろに下がるとロッカーで逃げ場を失った。 どうしよう。 まだ慣れてない人と2人っきりとか怖い。 そう思うと変な汗が出だして指先が冷たくなりカタカタと震えて来るのが分かった。 「ごめんなさい。まだ怖いわよね。私ったらダメね。」 「えっと、すみません。」 「良いのよ。私も気をつけるからイヴちゃんもちゃんと怖い時は言って頂戴ね。」 「はい。」 真さんは男の人に見えるけれど内面は優しい女性なんだ。 そう思うと少しだけ体の震えが治まってきた気がしたんだ。

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