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気持ち悪くない?

「私の事を少し話すわね。実家は勘当されていて独り暮らしをしているのよ。今は彼氏はいません。あっ、もう分かってると思うけど私はゲイね。」 明るく笑いながら話してくれているけれど僕なんかより辛い事が沢山あったんじゃないかとか思ってしまった。 「ご両親に認めてもらえないのは悲しいですね。」 「うん。でもね・・これが私だから自分を偽って生きるなんて出来ないわ。カミングアウトした私が言うのもおかしいけれどイヴちゃんは私がゲイとか言っても気持ち悪くないの?」 「気持ち悪いんですか?」 僕が首を横に傾げて聞くと真さんは目を大きく開いてビックリしていた。 「だって、私は男性が好きと言ってるのよ。普通の人は気持ち悪いとか思うのよ。でも修さんや圭さんが言ってた通りだわ。イヴちゃんなら受け入れてくれるって言われてたのよ。ありがとうね。」 「僕の知り合いは人を好きになる事は素敵な事よと言ってました。だから同性だろうが異性だろうが好きになる気持ちは素敵な事だと思うんです。」 真さんになら蒼大の事を話しても大丈夫だろうか? ガチャ! 「聖輝、迎えにきた。帰れそうか?」 真さんに蒼大の話をしようとしていた時にドアが開きスーツ姿の蒼大が部屋に入ってきた。

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