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カフェ到着 Side蒼大

今日は、車で会社に来ていて良かったと思った。 俺はカフェの駐車場に車を停めて聖輝が出てくるのを待っていたがいつも出てくる時間になってもカフェから出て来なかった。 様子見に中に入るかな・・・。 修を見たら胸ぐらを掴んで何を考えてるんだと暴言を吐きそうだから中には入りたくなかった。 聖輝が聞いたら心配をするし嫌な記憶を呼び起こしてしまう。 仕方ない。 俺は車のドアをロックするとゆっくりとカフェへと近づいて行った。 それでも聖輝は出てくる気配はない。 「いらっしゃいませ。て、なんだ蒼大。」 「修、俺の嫁迎えに来た。」 「奥さんならスタッフルームにいるはずだ。入れよ。」 「ありがとう。」 普通に会話してくる修にムカついたが店で騒ぎを起こしたくないから俺は大人しくスタッフルームへと向かった。

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