612 / 699
お花見 4
蒼大は少しだけ遅れて来るそれは直さんも参加したいと言い出したからだ。
白昼で大輝も側にいるから大丈夫と僕が蒼大に言って直さんを迎えに行ってもらっている。
「それにしても本当に大輝は元気だよなぁ〜。」
1人で呟いて歩いていると急に背後から口を塞がれ声を出せないようにされた。
何?
「うゔ!!」
「やっと会えた。騒ぐと刺すからな。」
低い男の声でそう囁かれると僕の身体は強張り抵抗出来なくなった。
怖い・・・声が出ない。
あと少しで圭と修や大輝の所に着くのにその手前で僕は知らない男に背後からナイフの様な物を突き付けられ脅されている。
誰か・・気づいて・・・。
「こっちに来い。」
男は僕の口から手を離すとナイフの様な物を突き付けたまま元来た道を歩く様に指示をされた。
周りには人が居なくて僕は仕方なく男の言う通りに歩いた。
少し歩くと脇道がありその脇道に入るように言われ僕は指示通りに歩いた。
ともだちにシェアしよう!