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お花見 6
「ゔっ!」
「何してんのよ!!」
凄い剣幕で僕の首を締めていた男を引き離すと持っていたナイフを叩き落とした。
「ヒュッ・・・ゲホッゲホッ。」
僕はそのまま地面に座り込み咳き込んだ。
「ちょっと!あんた誰よ。イヴイヴに何してんのよ。」
「煩い!」
「やる気?こう見えても私、強いんだからね。」
僕が顔を上げると真さんは男の胸ぐらを掴んで殴り飛ばしていた。
男は口の中が切れたのか口の端から血を流している。
「逃げんじゃ無いわよ!」
男は観念したのか大人しくなり真さんに後ろで手を掴まれていた。
「イヴイヴ大丈夫?怪我は無いかしら?」
「ゲホッ、はい。」
「怖かったわよね。本当に何よこいつ!」
高橋実じゃ無いんだ。
じゃあ、コイツは誰なんだ?
「聖輝!」
息を切らして修が僕達の側までやって来た。
「おまえ・・・何してんだよ。」
「あらっ?修さんのお知り合いなの?」
「知り合いとかじゃないですが・・・聖輝に何をした。」
修が怒りを抑える様に男に言ったがソイツは鼻で笑って口の中から血をペッと地面に吐き落とした。
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