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お花見 8

「イヴイヴの旦那さん!コイツを早く警察に連れて行きましょうよ!」 真さんは男が逃げれない様に腕を捕まえていた。 やっぱり、蒼大も警察に連れて行く事に賛成なんだろうか? 「ちょっと待ってください。その男を僕に任せてくれませんか?」 「えっ?うそぉ〜!可愛い!」 真さんは思わず取り押さえていた男の腕を離しかけて慌てまたグッと力を入れて外されない様にしていた。 「初めまして竹田直と申します。今、僕の知り合いにお願いしました。後、5分でこちらに着きます。」 「直さん・・・でも・・・・。」 「心配しないで聖輝君。悪い様にしないからね。後、僕達は間違った考えをして話を進めていたんだ。」 「間違った考え?」 「蒼大君には来る途中で説明したんだ。後で話をするとしてソイツを捕まえれば今回の騒動は解決するはずなんだ。違いますか?高橋真さん。」 えっ? 解決って? 「ふふっ。そうかもしれないわね。」 真さんはさっきまで怖い顔をしていたけれど今は安心したのか柔らかく笑っている。 僕はまだ理解が出来ていない。

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