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装飾品
「それでは始めたいと思います。ご着席ください。」
身内だけとは言っていたが飾り付けは本格的な仕上がりで凄くビックリしていた。
たまにカフェでパーティーをするお客様がいらっしゃるからそれなりの装飾品は揃っていたが見たことが無い物がチラチラとある。
レンタルしたのかな?
「聖輝?何をキョロキョロしてるんだ。」
「あのね。見た事がない装飾品があるんだ。あれとかあれ。」
僕が指をさして示すと蒼大は柔らかく笑った。
「あれとかあれは、直さんからのだ。貸してくださった。」
「直さんには本当にお世話になってるよね。」
「そうだな。直さんと言うより社長からだと思う。」
「そっか、社長さんにお礼が言いたいよ。」
照れるのか全て直さんに任せていると聞いてはいたが色々とお世話になり今日も来て頂きたかったが出張だと言われた。
後で直さんにお礼を言おう。
それと社長さんにも感謝の気持ちを伝えて貰いたい。
僕達を支えてくれている人達に感謝しなきゃね。
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