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ブルースター

「蒼大君も聖輝君も少しいいかな?」 僕達の前に優しく微笑みながら直さんが立っていた。 「はい。」 「僕ね。ブルースターの花言葉を伝えるの忘れてたんだ。幸福な愛、信じあう心。なんだよ。」 「幸福な愛、信じあう心。」 「うん。あっ、僕ね。用事があるんだ。またね。」 幸福な愛、信じあう心。 これから先も花言葉のように信じあって蒼大が幸せな気持ちになれたら僕もそれだけで幸せだよ。 「聖輝、黙って写真使ってごめん。」 「いいよ。蒼大。あの時は凄く幸せな気持ちになったんだ。今はね皆んなに伝わったら良いなって思った。」 「絶対に伝わってるよ。」 「うん。ありがとう蒼大。僕もごめんね。」 直さんのおかげで僕は素直になれました。 蒼大は僕の頬に触れて優しく額にキスをしてくれた。 皆んなが見ていて少し恥ずかしかったけれど僕はそれ以上に幸せな気持ちになれたから凄く嬉しい。

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