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まじかぁ〜 Side淳平

俺と拓人さんは会社の同僚で出席したが見たことのない人達がチラホラといる。 2人の幸せな姿を見ていると心がホクホクとした感じになり自然と顔がニヤケてしまう。 その2人はお色直し? 席を外しているが次はどんな姿を見せてくれるのかと想像しているうちに顔がニヤケていた。 「ニヤケすぎだ。淳平。」 「えぇ〜っ、俺はそんなにニヤケないよぉ〜。」 「ビールで酔ってないよな?」 「うふっ、酔ってないよ。心配性だな拓人さんわっ!」 酔ってないけれどなんだか拓人さんに甘えたい気分なんだ。 それを察してくれているのか俺の頭をクシャクシャとして優しく微笑んでくれた。 拓人さんが笑うとカッコいいんだよなぁ〜。 「蒼大と聖輝君が出て来るぞ淳平。」 「うん。」 ドアにスポットライトが当たり静かに開くと2人が出て来たが蒼大は分かるけれど隣は女性? 「あれ?聖輝君だよな?」 拓人さんが小声で聞いて来る。 会場は静まり返り俺も拓人さんの問い掛けに答えもせずに2人を見ていた。 蒼大が抱える様に2人で座るのを見ると周りの人達は我先にとカメラとか携帯を構えて写真撮影が始まった。 「まじかぁ〜。聖輝、めちゃめちゃ可愛い。」 「淳平、羨ましいか?」 「イヤイヤ、俺は似合わないぞ拓人さん。」 「着てみないと分からないだろ?」 意味ありげに笑いながら俺の唇を親指で優しくなぞると軽く触れるだけのキスをした。 「周りがいるから拓人さん。」 「周りは2人に夢中だから大丈夫だ淳平。」 たまに拓人さんは悪戯っ子みたいに笑う。 そんな拓人さんを見ているとドキドキしてしまう自分がいる事に気付くと身体が熱くなる。

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