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寝ちゃったね

2次会を終えて帰って来たのが夜8時だった。 「咲君、疲れて寝ちゃったね。」 「大丈夫だよ。それより聖輝と蒼大は疲れてないか?」 「僕達は大丈夫だよ。」 今日は、悠真と治樹と智哉に咲君が我が家に泊まる事になっていたのだ。 悠真と治樹はいつもの部屋を使って貰って智哉と咲君は大輝の部屋に泊まってもらう。 「智哉さん、布団の準備が出来たんで咲君を寝かせて来ます。」 「悪いね。大ちゃん。」 「気にしないで下さい。」 大輝はソファで寝ていた咲君を抱き抱えるとリビングから部屋へと向かって歩いて行った。 蒼大と悠真と治樹はチビチビとまだお酒を呑んでいる。 それにしてもどれだけ呑むのかというくらいの量を呑んでいる。 あの3人は底無しですか? 「凄い量呑んでないか?」 「智哉もそう思う?僕はあまり呑めないから分からないけど呑み過ぎだよね。」 「パーティから入れたらかなりの量を呑んでるよ。悠真と治樹。」 「蒼大はパーティ中は緊張して呑んでないから大丈夫だけど・・・。それでも普段よりは呑み過ぎだよ。」 2人の心配をよそに3人は少量だが確実に呑んでいる。 何かつまみを作って食べさせて呑む量を減らした方がいいのかな? 取り敢えず何か一品作って持って行こう! ジャガイモを千切りにしてサッと茹でてすり下ろした生姜とポン酢、ごま油にラー油を和える。 簡単で手軽に出来るものはこれしか思いつかなかった。 「あまり呑み過ぎ無いようにね。」 「おっ、聖輝。大丈夫だよぉ〜。」 テーブルに盛り付けた料理を置くと治樹はご機嫌に笑いながら言うけれどフニャッて笑ってる時点でヤバくない? 「治樹は、そろそろ止めろよ。」 「あ〜!どぉ〜してぇ〜。」 「それ呑んだら止めろよ。じゃないと後でお仕置きだ。」 「ぶぅ〜っ!悠真のけちぃ〜。」 悠真の肩に顔を擦り付けながら甘えた様に話す治樹を見るのは初めてかな? ココまでの甘えを見た事がない。 悠真はそんな治樹の頭を優しく撫でながら嬉しそうに笑っていた。

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