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寝た?

暫く甘えたみたいに悠真の肩に顔を擦り付けながら話していたけれどズルっと力が抜けたみたいに悠真にもたれ掛かると治樹は動かなくなってしまった。 「治樹、寝た?」 「ううん〜っ・・・。」 治樹は悠真の問い掛けに返事をしたと思うけれど目は開いてい無いから完全に寝てる。 「仕方ない。今日はお開きにする。治樹を部屋に運べそうか悠真。」 「大丈夫だ。蒼大。」 「あのっ!いつでも部屋に行って寝ても大丈夫だからね。」 「ありがとう聖輝。じゃあ、おやすみ。」 「うん。おやすみなさい。」 悠真は治樹をお姫様抱っこすると泊まりに来る時に使う部屋へと向かって行った。 悠真の手が塞がってるから大輝がドアを開けながら付き添っている。 「大ちゃん、気がきくね。」 「うん。優しい子だよ。」 「これ片付けたら俺も寝るよ。」 「大丈夫!片付けるから咲君の側に行ってあげてよ。」 悠真と治樹のグラスをキッチンへ運ぼうとした智哉が僕の手を止めた。 「聖輝も疲れてるだろう?手伝うよ。」 「大丈夫だかね。蒼大も居るから智哉。」 「俺が片付けるから気にするなよ。智哉。」 「分かった。ありがとう。」 智哉は頭を下げると立ち上がり大輝の部屋へと向かって行った。 さて、パッと片付けたらシャワー浴びて寝よう。 蒼大は大丈夫かな? 「大丈夫?」 「多分だけど大丈夫。」 蒼大は立ち上がるけれどフラッとしてソファに後ろ向きへ倒れる様に座ってしまった。 ダメみたいだね。 仕方ない! 僕が頑張ります。

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