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教えてよ

「蒼大!」 「俺、2人を起こしに行くから聖輝。」 「逃げるな!蒼大は知っててあんな・・・。」 あんな事やこんな事も言わせたりさせたりずっとして来たって事だよね。 大輝も大輝だよ。 言ってくれたって・・・そうだ・・僕が両親のその行為に気づいたとしても言えない。 大輝は悪くないよ。 「何を朝から騒いでるんだよ。」 「おうっ、おはよう。悠真。」 悠真は目を擦りながらリビングのドアを開けた。 「蒼大、知ってたなら教えてよ!」 「知ってたというか・・なんだ。もしかしたらだったから確認したわけじゃないし大輝にも聞けないだろ?」 確かに蒼大の言う事は分かるけれど聞こえるかもしれないなら止めてくれたら良かったのに! 「おはよう。あれ?聖輝が膨れてるけれどさっそく夫婦喧嘩か?」 寝ぼけた顔をして治樹もリビングへとやって来た。 2人は状況が分からずに戸惑った顔をしているが大輝はそんな僕達を見て大笑いをし出した。

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