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ドキドキです。
蒼大が一緒に風呂入るかと聞いてきたが流石にそれは断った。
「うん。分かった。俺先に入るからゆっくりしといてよ。聖輝が風呂入ってる間にごはん作るからさ。」
「う・・・うん。」
蒼大は俺の頭にキスをするとそのまま部屋を出て行った。
あ・・・あた・・・頭にキスって・・・・・。
なんだドキドキして来た。
僕は蒼大が好きなのか?
あんな事が出来るから嫌いじゃ無いけど・・・・・・。
「うぉっ!!!!!!!」
考えてもすぐになんか答えが出るわけが無い。
長い間、蒼大を嫌っていたんだ。
そう・・・僕は本当に蒼大が嫌いだったのか?
グルグルと考えていると蒼大が風呂から上がったらしくて部屋に入ってきた。
「大丈夫か?風呂入れば?」
「あっ、うん。」
バスタオルで頭を拭いている後ろ姿に何故か僕はドキドキした。
蒼大は髪を拭いてるだけだろ?
うるさいんだよ僕の心臓、静かにしないと蒼大にばれちゃうだろ。
「どうした?」
「なっ・・・何も無いよ。お風呂行ってくる。」
僕は蒼大の横を通り抜けて部屋を出た。
ヤバイ。
蒼大から凄くいい匂いがする。
ドキドキが止まんないんだけど・・・・・・。
僕はかなり重症になっているかもしれません。
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