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くだらない Side蒼大
聖輝に思いを伝えてから素直になれた気がする。
言い合いも減り今は普通に会話をしているのが夢のようで俺は幸せな気分でいた。
そんな気分が一変する出来事が起ころうとしている。
またアイツらは、くだらない罰ゲームを始めていた。
自分の席に行くと悠に呼び止められた。
「蒼大、聞いたぞチョコ交換したんだろ?」
「悠は誰から聞いた?」
「圭が聖輝から聞いたんだよ。圭が負けたから嬉しくてね。」
「はぁ?何それ?」
悠はニコニコしながら自分の席に着いた。
悠の席は俺の前だから話の続きは聞けるけど負けたとかまた変な事してるんだろうなと思えた。
「罰ゲーム。負けた者は好きな奴に告白。今日の放課後。」
なんか嬉しそうに話してるけど本当にくだらない事をよく思いつくよな?
「バカらしい。」
「気にならないか?圭の好きな女の子。」
「気にならない。」
圭が今まで誰とも付き合った事がないとかは聞いていたけど好きな女の子居るからなのかな?
気にしならないと言いながらよく考えたら気になり出した。
「告白されても全部断るだろ?でも好きな奴は居るみたいなんだよな・・・・・・気になるだろう?」
「そう言われたらな・・・気になるな。」
後の皆んなは好きな女の子の話とか付き合った話をするが圭だけはいつも大人しく聞いていた。
少しだけ気になるんだ。
圭が誰を見ているか・・・・・・。
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