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嫌な予感 Side蒼大

昼休みいつも通り2人で昼ご飯を食べていた。 聖輝と罰ゲームの話をしていた。 圭が何て言った? 「俺らじゃなくて?聖輝と?」 ご飯を頬張ってるから聖輝は頷くだけだったがもしかしたら圭が好きな奴って・・・俺か? それしか考えれないだろ? 聖輝はちょっと・・・・・かなり疎いから気づいていないみたいで良かった。 「蒼大?」 聖輝が気にしているように見えた俺は気にするなと言ったが俺が気にしてしまう。 もし俺に告白して来て断ったとしても・・・・・・してもじゃなくて断る。 聖輝は圭とギクシャクしないだろうか? もし俺が圭とかじゃなくて他の奴から告白されたら聖輝はどう感じるだろう? 「聖輝は・・・・・俺が他の奴に告白されたらどうする?」 「ゲホッ・・ゲホッ・ゲホッ。」 いきなり俺が変な質問をしたから聖輝は食べていたものを詰まらせたらしく苦しそうに咳をし出した。 「聖輝。大丈夫か?お茶飲めよ。」 俺は慌てて咳を立ち聖輝の背中を軽く叩いて咳が落ち着いてきたら背中を摩って様子を見た。 「ゲホッ、ありがとう。もう平気だから蒼大。」 「ごめん。変な事言ったよな。」 お茶を飲んで落ち着いているみたいだから俺は自分の席に座った。 「気にすんなよ。告白は相手がしてくるんだし蒼大が本気の相手なら僕は何も言えないよ。」 俺は聖輝が好きなんだ。 それなのに聖輝は俺が他の奴を好きになるとか思ってるのか? そうだよな・・・・・。 俺は聖輝から好きだって言われてないよな・・・・・・。 聖輝は俺をどう思っているんだ? 聖輝・・・・・・・。

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