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寂しいです

僕の涙が止まり気づいたら寝ていたのか寒さで目を覚ました。 教室には当たり前だが誰もいなくて僕1人が席に座っている。 どうなったのかな? 告白・・・・・・・・・。 考えたらまた目に涙が溜まりだす。 けれど気になって仕方なくて、どうしたらいいのか分からなくなる。 「はぁ〜ッ。」 僕は深い溜息をついて席を立ち帰ることにした。 帰り道は足取りが重くていつもなら蒼大とあまり話してないけどそれでもポツポツ会話をしながら帰っていた。 でも今日は隣に蒼大が居ない。 もしかしたらこのままずっと隣には蒼大が居なくて僕は1人で下校するのかな? 「ふっ・・・・・・蒼大・・・。」 下足場で下履きに履き替えながら僕は蒼大の名前を呼んだ。 「あれ?君は確か・・・・・聖輝君だよね?」 「あっ、北嶋先輩。」 蒼大の名前呼んだの聞かれたかな? 「いつも一緒にいるお友達は?」 「あはっ、今日は用事があるから先に帰りました。」 北嶋先輩は僕の頭を軽くポンポンとすると優しく笑った。 「じゃあ、今日は俺と帰ろっか?」 「へっ?」 「嫌?ダメ?」 北嶋先輩は僕より背が高くて下を向いて考えていた僕の顔を覗き込んできた。 「うわっ、ビックリした。」 「あははっ、ごめんね。あまりにも考え込むからどんな顔をしてるのか気になってさ。」 「すみません。良かったら一緒に帰ってもらえませんか?」 北嶋先輩と一緒なら蒼大の事を考える暇がないかもしれない。 だって、今1人で帰ったら色んなこと考えてモヤモヤしちゃう。 蒼大・・・・・・・・。

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