僕は下を向いて泣きそうになった。 友達なんて・・・・・。 僕が悪いのかもしれない・・・。 でも圭にあんな事をされるなんて思わなかった。 『俺ら圭に頼まれたんだ。この画像流して欲しく無いよな？だったら俺達の言う事を聞くんだ良いな。』 友達なんて思い出したく無い。 「汚れたんだ・・・・・友達が・・・僕を・・・・・。」 僕に告白して来た奴らを使い・・・・・。 僕を殴らしてヤッている最中の動画や画像をチラつかせてこれから言う事を聞く様にって脅してきたんだ。 『蒼大とは仲良くするなよ。』 圭は蒼大が好きだ。 でもこんな奴らを使って僕を犯して言いなりにさせようとするなんて・・・・・・。 死ぬ事だけ考えてたから身体中に受けた殴られた箇所が今になって痛み出してきた。 「おいっ、聞いてるか聖輝？」 「へっ？」 「大地さん。無理に聞かないでよ。」 そうだ今は病室にいたんだ。 大地さんの奥さんが心配そうに僕を見ていた。 「聖輝君。今日は家に泊まりなさい。私は暫く此処にいるし大地さんだけじゃ心配なのよ。お願いできるかしら？」 「あっ・・・・・はい。」 「良かったわ。私の自己紹介まだよね。倉橋美央（クラハシミオ）宜しくね聖輝君。」 ふんわりと笑う美央さんは優しくてキラキラしていて僕には眩しかった。 そして目の前で眠る小さな赤ちゃん。 大輝・・・・・・。 これから僕はどうしたら良いのだろう。