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修学旅行 3

部屋に入るとシングルベッド2つと畳の部屋になっていた。 僕達はジャンケンで勝ったやつ2人がベッドで寝ることを決めてジャンケンをした。 「やったぁ〜。悪いな悠真に聖輝。俺と智哉はベッド使わせてもらうからな。」 「なんか治樹が言うとエロく聞こえる。」 「エロくってなんだよ悠真。」 「エロくはエロくだよ。」 本当に悠真と治樹君は仲が良い。 2人は幼馴染で幼稚園からずっと一緒の学校に通っているんだって、智哉君は高校入学してからの親友と悠真が教えてくれた。 治樹君と智哉君の話を大地さんにしたら大地さんも知っていた。 だからか治樹君も智哉君もスグに僕と仲良く話してくれる様になったんだ。 なんか大地さんて治樹君から聞いた話だと男女問わず凄く人気があるみたい。 だから大地さんと暮らしてると言ったら羨ましがられた。 そうだ。 治樹君は高砂治樹(たかさはるき)で智哉君は宮下智哉(みやしたともや)だよ。 「聖輝君に笑われてるよお2人さん。いい加減荷物整理して風呂行く準備しろよ。風呂の時間終わっちゃうだろ?」 智哉君は2人の扱い方が上手くて僕は尊敬します。 「あっ、大地さんから3人に渡してくれってクッキー預かったんだ。はいこれ。」 ラッピングされたクッキーを3人に手渡すと凄く喜んでくれた。 「大地さんのクッキー嬉しい。ありがとうって言っといてな聖輝君。」 治樹君は両手に持って凄く喜んでくれた。 智哉君も落ち着いてるがやはりテンションが上がったのがわかる。 「大地さんにありがとう言っといてな。でも大地さんのも良かったけど聖輝のも美味しかったな。今度、聖輝作ってよ。」 「あっ、うん。今、マドレーヌ挑戦してるから良かったら学校に持っていくよ。」 「楽しみにしてる。」 また悠真に頭を優しくポンポンとされて微笑まれた。 「悠真!俺にもしてくれよ。」 そう言って治樹君が頭を出すとグゥで殴られていた。 「イタっ!けち悠真。昔は俺にもしてくれたのに・・・・。」 「いつの話だよ?中学生の時か?治樹は俺より小さかったから良い手置きだったんだよ。」 手置きって治樹君が可哀想かもって・・・。 もしかして僕も悠真の手置きにされてるの? 確かに悠真は180cmで僕は165cm。 やっぱり手置きだよな? よく肩にも腕とか置かれたりするもんな。 考えたら悪い方へとらえてしまうから考えない様にしよう。

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