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修学旅行 2日目 夜 2
そろそろお風呂に行こうかな悠真とかもう上がってそうだしいいよな?
荷物を持って部屋を出ようとドアの方に向かうとドアが開き悠真が部屋に入ってきた。
「悠真・・・。」
「少し良いか?」
「あっ・・・うん。治樹君と智哉君は?」
「まだ風呂にいた。」
僕はなるべく悠真と距離を取った。
きっと気持ち悪いに違いないから近づかないようにしないといけない。
「聖輝はさっきバスが出る時に座り込んだ奴が好きなのか?」
「うん。気持ち悪いだろ?」
上手く笑えない。
「そんな顔するなよ。気持ち悪いとは思わないから安心しろ。治樹とかに色々聞かれたら言いたく無い事とかあるだろう?聖輝は嫌だとか言わないから無理やり風呂に治樹を連れて行ったんだよ。」
「僕は・・・・・ありがとう。悠真。」
距離を取っていた僕に近づいて優しく頭を撫でて笑いかけてくれた。
いつもの悠真。
「聖輝の好きな奴さ、めちゃくちゃイケメンだったからビックリした。」
「うん。カッコよくて優しくて僕にはもったい無いかなって最初は思った。」
「いいなぁ〜。俺も好きな奴と両想いになりたいなぁ〜。」
「悠真は好きな人居るの?僕が知ってる人?」
誰だろ?
悠真は誰とでもすぐに仲良くなるから見ていても分かんないや。
「ただいまぁ〜。て、聖輝だけまたズルいぞ!俺も頭を撫でてくれよ悠真。」
「うるさい黙れ治樹。」
本当に2人は仲良しだよね。
確か小さい時から一緒にいるんだよね?
「聖輝君は具合い大丈夫?お風呂は今空いてたよ。」
智哉君が2人の横から顔を出して僕に言ってくれた。
「じゃあ、行ってくる。」
まだ治樹君と言い合いしてる悠真。
なんか、本当に仲良しだな。
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