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修学旅行 3日目 Side悠真 3
治樹に掴まれた腕を振る払う事も出来ずにいた。
治樹は今なんて言った?
俺を好きって言ったのか?
治樹が言った幼馴染と思ってないって好きだからって事なのか?
「悠真・・・えっと・・・・・冗談だから・・・・・ごめん。」
冗談?
けど冗談には見えないんだ。
「治樹。冗談なのか?そんな顔を真っ赤にして冗談言えたかお前?」
「いや・・・・・好きって・・・フゥッ!」
触れるだけのキスを治樹にする。
「俺は治樹が好きだ。キス以上もしたいよ。」
治樹は一瞬何が起こったかわからないと言った表情をしたが耳まで真っ赤にして俺の腕を強く掴んだ。
「あっ・・・ゆ・・・悠真・・・・・・・俺・・・・・したい。」
「うん。」
もう一度、治樹にキスをして強く抱きしめた。
夢とかじゃなくて本当に俺の腕の中に治樹がいる。
ずっとこうして治樹に触れたくて何度も夢を見ては諦めようとしてきた。
治樹、好きだ。
「ずっと治樹に触れてたいけど智哉と聖輝が待ってるから土産屋に行こうか?」
「うん。なんか夢を見てるみたいで・・・・・・。」
「俺も夢を見てるかと思ったが治樹を抱きしめて夢じゃないと思った。」
「うん。大好きだよ悠真。」
「ああっ、大好きだ治樹。」
治樹の頬にキスをすると俺達は聖輝と智哉がいる土産屋に向かった。
少しだけ照れ臭くてお互い意識をしてうまく話せなくなっていた。
けれど苦痛じゃなくて凄く幸せな気分で2人並んで歩いた。
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