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修学旅行 3日目 3
「縁結びの神社!?」
治樹君がガイドブックを見て叫んだ。
「俺はもういらないしなぁ〜。」
悠真の隣を歩いていた治樹君が急に後ろを向いてニヤリと笑った。
「智哉はいるんじゃない?彼女いないだろ?」
智哉君は少し呆れた顔をして溜息をついた。
「はぁ〜っ。確かに彼女居ないけど彼氏がいるから必要ない。」
「彼氏がいるなら・・・?かっ・・・・・彼氏って、智哉君?」
治樹君はその場で固まっていて悠真はそれを見て笑った。
僕も固まったんだよ。
「悠真には知られてるんだ。キスしてるとこ見られたからな。治樹と上手くいったんだろ?」
「そうだな。」
何?
この人達の会話。
僕には付いていけないんですがとパニックになってると同じ様に治樹君もパニックになっていた。
「最後の夜だしジックリ話そうか?」
そう言って笑う智哉君。
なんだか大人に見えたのは僕だけなんだろうか?
「治樹、ベッドと畳の部屋どっちがいいよ?最後の夜だしさ治樹は畳のが良いんじゃないの?」
「とっ・・・智哉。なっな・・・何言っちゃってんの?」
「動揺し過ぎだ。治樹。」
悠真が治樹君の頭を軽くポンポンとすると耳まで真っ赤になってしまった。
あれだけして欲しいと言ってたのに治樹君は恥ずかしいのか手を掴んで頭から悠真の手を退けた。
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