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修学旅行 3日目 Side治樹

ついさっき俺は悠真とキスをした。 ある時から悠真は俺に触れなくなり何かと言えば言い合いになってしまっていた。 俺は嫌われているんじゃないかとか悩んでいた時期もあった。 嫌われていたら友達としても近くに居れないからと自分に言い聞かせてずっと過ごしていたんだ。 まさか悠真と両思いだったなんて夢を見てるみたいでさっきからドキドキして意識してしまう。 それに思いが通じてからは悠真が俺の隣にいて並んで歩いている。 それだけで俺の心臓はドキドキと煩くなっているのに頭をポンポンなんてされたら一気に身体が熱くなる。 悠真に触られただけで顔が熱くなってどうしていいか分からなくなった。 俺は思わず悠真の手を掴んで退けてしまった。 どうしよう。 悠真、変に思ったかな? 「顔が赤いよ治樹。可愛い。」 「へっ?」 悠真は周りに聞かれないように耳元で囁いてきた。 うわっ、どうしよう。 もうダメだ。 ドキドキが止まらなくて泣きそうになる。 「イチャつくな。」 そう言って智哉がニヤリと笑ってきた。 その隣で聖輝君は顔を赤くしている。 智哉が彼氏とか居たなんて知らなかった。 聖輝は? 誰か好きな人いるのかな? 聖輝とは女の子とかの話をした事なかった。 今日の夜に聞いたらダメかな? 聖輝は悠真の事は友達としか思ってないよね? 聖輝が悠真を好きだったら・・・・・・。 悠真は譲れない。 誰にも譲れないよ。

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