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邪魔しないの Side大地

俺は美央にさっき聖輝の部屋の前を通った時の話をした。 美央は、少しだけ考え込んでからニッコリと笑った。 「私達の初めても聖輝君くらいかしら?親としては心配だけどね。好きあってる2人だからお互いを求めてしまうのね。」 「それは、分かってるけど2人に止めろと言った方が良いんだろうか?」 「そうね。悩むけど2人は真剣よ。だから何があっても2人なら乗り越えるんじゃ無いかしら?私達は見守って何かあったら助けてあげましょう?」 お互いを思う気持ちが強く伝わって来るのが分かるから止めろと言えない。 2人がいい加減な付き合いなら怒って止めさせるしもう付き合いも認めないだろう。 「見守るしかないよな?」 「そうよ。だからね大地さん。2人の邪魔しないで私達も部屋に戻りましょう?大輝も心配よ。」 「そうだな、邪魔したらダメだよな?」 俺はグラスをシンクに入れると美央と2人で部屋に戻った。 聖輝の部屋の前を通るとさっきとは違い静かになっていた。 蒼大も朝が早かったから寝てしまったんだよな? 2人が幸せになれば俺達は嬉しい。 何かあれば俺達も全力で2人を守るよ。 俺の家に来た奴らはみんな俺の家族なんだ。 俺は親代りとか思って聖輝に接していたが俺もまだまだ親になりきれていないのかもしれない。 だったら歳の離れた弟が2人で来たと思うことにする。 思ってる事や感じた事を話しやすくなるんじゃないかなと美央に言った。 「そうね。その方が話しやすいと思うわ大地さん。」 いつも美央に色んな事を話すと俺は落ち着きを取り戻す。 美央が居なくなるなんて考えれないし考えたくもない。 聖輝達もこんな気持ちなんだろうな・・・。 2人には幸せになって欲しいと思う。 幸せになれよ聖輝と蒼大。

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