悠真と治樹君に飲み物を頼んで２人で話していると聖輝が改まって話したい事があると言ってきた。 改まって言われると不安な気持ちになる。 やっぱり昨晩の事が嫌で別れたいとか言われたらどうしようかと悩んでしまう。 すると俺が思っているのと違う話だったので少しは安心した。 これから先の聖輝の進路。 離れていても俺は聖輝を好きな気持ちは変わらない。 俺の前から姿を消すわけでも無い。 実家に戻るのはまだ気持ちの整理とかつかないだろうと思う。 もしかしたらずっとこの土地で生活するかもしれない。 けれど俺は何処に行こうと聖輝が決めた事に反対はしない。 実家に戻らないなら俺が何年かかっても聖輝と一緒に居れる道を探し出す。 パティシエになりたいと決めたなら俺は全力で聖輝を応援する。 俺は遊び半分な気持ちで聖輝を抱いたわけでもない。 これから先、２人に何が起きようと俺は聖輝を手放す気もない。 ２度と手放したりしない。 愛してる聖輝。