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窓際の一番奥の席

僕は嬉しい気持ちを抑えて愛おしい人の所に急いで歩いた。 フロアには2、3人のお客様がいていつもの窓際の1番奥の席に蒼大は座ってパソコンと睨めっこをしている。 「いらっしゃいませ。ご主人様、なんなりとお申し付け下さい。」 「聖輝、何プレイだよ。」 「なんだろう?どんなのが良い?」 「聖輝ならどんなプレイでも良い。今ここでしても良いよ俺。」 蒼大は僕の手首を掴み自分の方へと引き寄せ頬に軽くキスをした。 「蒼大!」 「顔が真っ赤だ聖輝。可愛いからこのまま2人でどっかに行こうか?」 「ダメだよ。ちゃんと仕事しなきゃだよ。いつもので良い?」 「いつもので良いよ。」 「少々お待ち下さい。」 僕は蒼大に手を振りカウンターの奥へと向かうと修が少しだけ怖い顔をして立っていた。 言いたい事はわかる。 「ごめん修。」 「いいよ。いつもの事だけどイチャつくのは少し控えてくれると有難いがね。そんな顔するな聖輝。俺も昔から聖輝には甘いからコレでも心を鬼にしてるんだぞ・・・結局負けてるけど・・・・・。」 「うん。ありがとう修。」 修は僕の頭をクシャクシャとして優しく笑ってくれた。 この笑顔は昔から変わらなくて修の優しさが伝わってくるから僕は修の笑顔が好きだ。 恋愛とかじゃ無くて親友としてだけどね。

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