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連絡

悠真の家に着いて布団に寝かせるまで少し苦しそうにしていたが点滴を受けて効いてきたのか苦しそうにしていた大輝はグッスリと眠っている。 「蒼大君に連絡はついたのか?」 「留守電にメッセージ入れたけど何回かけても電源切れていて桜子さんには説明したから帰ったら伝えてくれると言ってくれた。」 僕が深い溜息をつくとソファの隣に座っていた悠真の手が伸びてきて頬に触れた。 「悠真?」 「少し痩せたか?聖輝のが倒れそうな顔してる。目の下もクマが出来てる。寝れてるか?」 悠真・・・。 昔から悠真は優しくて僕が一生懸命にバレないように無理して強がって隠してもアッサリと見抜いてしまう。 「悠真には隠せないな・・・寝れてないよ。電話でも少し話したけど蒼大の様子がおかしくて信じようとしてるけど・・・信じなきゃと言い聞かせてる。考えれば考える程に不安になって・・・・うっ・・・・・ご・・めん。悠真。」 ちゃんと話したいけど思うように話せなくて色んな感情が湧き上がってきたら自然と涙がポロポロと零れ落ちてきて話せなくなってしまった。 「分かった。ほら、胸貸してやるから気がすむまで泣けよ。但し目は擦るな腫れちまうからな聖輝。」 悠真は、僕を抱き寄せるとそう言って背中を軽くリズムよく優しく叩いてくれた。 まるで小さい子を寝かしつけるみたいに優しく叩く前に治樹君にも同じ様な事をしてるのを見たことがある。 悠真の腕の中は暖かくて心地が良くて安心できた。 ありがとう悠真。 悠真が親友で僕は良かった。 「ありがとう悠真。」 「良いって、気にすんな聖輝。寝れそうならそのまま寝ても良いぞ!お姫様抱っこで大ちゃんの隣に運んでやる。」 「お姫様抱っこは遠慮する。でも寝れそうだし、大輝も心配だから部屋に行くよ。」 「分かった。大ちゃんに何かあったら起こしに来いよ。」 「うん。」 僕は悠真から離れて部屋へ向かい大輝の様子を見た。 「グッスリ眠ってる。」 額を触ると熱くないし大丈夫かな? 僕は寝るつもりは無かったけど大輝の横に寝転がると寝不足だった事もありそのまま眠り込んでしまった。

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