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気づいていない?
あれ?
確か僕は頼まれた買い物に出て・・・あっ!
蒼大を見つけて急いで横断歩道を歩いていたら激痛というか痛みを感じてそれで空が見えて・・・・・・。
「いぶちゃん・・・ごめんね。」
目の前で大輝が僕を見て泣きながら謝っていて悠真がオロオロとしていた。
「起きたのか?熱は無いか測らないとな大輝。」
大輝は涙を拭きながらコクコクと頷いている。
「ゆうちゃん。僕、大丈夫。お熱測るよ。」
「大丈夫か?なら、はい。何か飲み物持ってくる。何が良い?」
「僕ね。りんごジュースがいい。」
「よし、りんごジュース持ってくるから待ってて大ちゃん。」
大輝はりんごジュースが本当に好きだよなぁ〜。
悠真に言われた通りに大輝は体温計を手に取り測り始めた。
「悠真、僕ね。買い物に行って気づいたら家に居たんだ。おかしいだろ?」
悠真が僕の目の前を通り過ぎる時に話しかけたが聞こえていないのか気付いていないのか素通りされてしまった。
えっ?
イヤイヤこの距離で素通りってありえないでしょう!!!!!
「ゆうちゃん。分からないの・・・・・僕だけだよ。いぶちゃんとお話し・・・・・。」
「えっ?何が・・・悠真には分からない?」
「ママとパパと約束。でもいぶちゃんには今お話しする。」
「美央さんと大地さんとの約束?」
大輝が何を言ってるか理解出来ない。
美央さんと大地さんとの約束って何?
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