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知らせ Said 悠真

大ちゃんが熱が出たら大変だから一応、毛布を用意して病院から出てる薬も持った。 何かあったら大ちゃんが診てもらった病院だから・・・・・。 皮肉だよな・・・。 その病院は大地さんと美央さんが運び込まれた病院でもある。 今度は・・・・・聖輝・・・・・・・。 「泣かないで大丈夫だよ。早くいぶちゃんの所に行かないとゆうちゃん。」 「泣いて・・・る?」 こんな小さな子供に心配させるなんて最低だよな俺。 確かに気付かないうちに涙が頬を伝っていたが手で拭うと両手で自分の頬をパチンッ!と気合いを入れるために叩いた。 それにビックリしたのか大ちゃんが身体を強張らせてしまった。 「ごめん。しっかりする為に気合いを入れたんだ。分かるかな?」 「わかんない。でもゆうちゃんもう大丈夫。いぶちゃんが言った・・・・・あっ・・・秘密。」 「秘密?うん。でも大丈夫。じゃあ、急いで行くから大ちゃん。」 しまった! 治樹を忘れて・・・・・。 心ココにあらずだけどちゃんと玄関で靴履いて待っていてくれた。 俺の運転で治樹は助手席。 大ちゃんは後部座席で寝かせている。 起きて座らせてるよりは身体が少しでも休めるだろうと思い寝るように言ったらワガママも言わずに素直に聞いてくれた。 病院に着くと何も言わずに大ちゃんを抱きかかえて治樹は歩き出した。 俺は大ちゃんを治樹に任せると受付で聖輝が何処にいるか聞いて治樹と合流して急いで向かった。 手術中の表示が点灯している。 その前では頭を抱えて座り込んでいる蒼大がいた。 蒼大には沢山言いたい事があるんだ。 でもその姿を見たら何も言えないよ。 それにあんな取り乱している電話での蒼大も初めてだったからな・・・・・・・。

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