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僕の名前
治樹って呼ばれていた人が僕をジッと見てくる。
「なぁ、名前なんて言うの?俺は高砂治樹。」
「僕ですか?黒岡聖輝です。」
「俺は分かる?」
「えっと・・・・・すみません。誰ですか?」
やっぱり、皆んな驚いた顔をして僕を見てくる。
「俺は、山野悠真。」
僕は分からないから謝った。
そして男の子の名前は宮垣大輝と言うと教えて貰った。
皆んなは友達とかなんだろうけど僕にはこんな歳上の知り合いなんて居ない。
それに宮垣って蒼大と苗字一緒だけど大ちゃんのが可愛い。
「俺は?聖輝。」
「すみません。誰ですか?」
よく見るとこの人達凄くカッコイイよなぁ〜。
特に悠真なんてすげぇ〜。
「宮垣蒼大だけど聖輝。」
うんうん。
このイケメンな男性は、宮垣蒼大って・・・・・?
「宮垣・・・蒼・・大?」
「そうだ。」
「うわぁ〜。僕のクラスメイトにも宮垣蒼大っているんですよ。」
「クラスメイト?」
「はい。僕、今高校1年生で同じクラスの奴に宮垣蒼大っているんですよ。僕、苦手なんだけど友達が仲良くて最悪な事を思い出しちゃったよ。」
僕がそんな話をしていると悠真さんが蒼大さんに耳打ちして治樹さんと大ちゃんを連れて病室から出て行った。
蒼大さんはなんだか悲しそうな顔をして僕を見てるけどそんなに酷い怪我したのかな?
顔とかに傷出来たかな?
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