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僕の記憶は?

悠真さんと治樹さんが戻って来てからまた先生の診察を受ける事になり検査とか明日するとか言われるし本当に今日は最悪な日になったよ。 けれどそれ以上にショックだったのが僕が22歳という事。 頭を打って出血も酷くて心肺停止になったみたいで奇跡的に息を吹き返して助かったみたいだけど僕の記憶はどっかに行っちゃったみたい。 一時的なものか高校1年生の記憶のままかもしれないと言われていつ戻るか不明。 大ちゃんは泣きじゃくるし僕はどうしたらいいかわからずに蒼大さんに大ちゃんを任せた。 あまりにも色々あって疲れたからと僕は寝る事にしんだけどね。 「いぶちゃん。僕、ここに居たい。」 「わがまま言わずに大輝は悠真と治樹の家に帰るんだ。明日また聖輝に会いに来ような?」 「わかった。そうちゃん。」 大ちゃんは蒼大さんに抱きかかえられると僕に手を振り病室から出て行った。 静かになった病室。 疲れたから寝ようと思ったけどなぜか寝付けない。 僕の知っている蒼大は高校1年生でさっき大ちゃんを抱っこしていた蒼大さんと同一人物には思えなかった。 ずっと僕の心配をして優しく微笑んでくれたりとかあの蒼大から想像出来ない。 僕達の間にどんな変化が合ったのかな? 悠真さんと治樹さんは高校の同級生だったと教えてもらったけど学校はどうして転校しちゃったんだろう? それに大ちゃんは蒼大の義理の弟で・・・・・・。 考えれば考える程、混乱してくる。 しばらく色々考えていたら段々と瞼が重くなり知らない間に僕は眠っていた。

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