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入院 8
答えれないままエレベーターは1階に着いて扉が開いてしまった。
答えようにも目の前にはエレベーターに乗ろうとしている人達が居て降りなければならない状況になった。
僕は売店の近くになりやっぱり思っている事を言おうと決め深呼吸をして前を歩く2人に聞こえるように言った。
「あの僕はビックリしたけど嫌じゃないです。」
「聖輝・・・ごめんな・・・・ありがとう。」
2人は振り返り僕に謝りお礼を言ってくるが謝ったりお礼を言うってなんかおかしな気もする。
何も悪い事をしていないのに何故?
「謝らないで下さい。お2人は悪い事したわけじゃないですよ。」
「確かにそうだな聖輝。俺と治樹の話を病室に帰ったら聞いてくれるか?もしかしたら聖輝の力になれるかもしれない。」
「ありがとうございます。悠真さん。」
僕達はお菓子やらジュースを購入して病室に戻った。
それからお2人の付き合うまでの話を聞いてドキドキとしてしまった。
人を好きになるって性別は関係無いんだと改めて思った。
お2人になら僕の気持ちを話してみてもいいかな?
「あのお2人に話しておきたい事があるんです。聞いてくれますか?」
「改まってどうした聖輝。」
僕は蒼大さんに対する気持ちをお2人に素直に話したら少しだけビックリした顔をしている。
不思議なんだけど好きだと誰かに話をしたらスッキリした感じになった。
そしてその気持ちを大切にしろよと治樹さんに言われた。
「今日、蒼大は休み?」
「はい。メールで大ちゃんと動物園に行くとか書いてました。」
「ちょっとだけ電話したらダメか?」
「どうしてですか?悠真さん。いいと思いますよ。」
悠真さんは携帯で蒼大さんに連絡をしている。
どうして蒼大さんに連絡をしてるのかな?
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