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お迎え
蒼大さんに告白した後、悠真さんから僕と蒼大が同居していたのは、恋人同士だったからだと教えてもらった。
最初、聞いた時はビックリしたけれど蒼大さんを好きだという気持ちは記憶が失っても想いは消えたりしないんだと感じた。
僕と蒼大さんの事を秘密にしていたのは、高校生の記憶しかない僕が混乱しない様にという事だった。
確かに高校生の僕は蒼大を嫌って?
苦手に思っていたからだ。
そして、僕達が付き合い出したとか色々お迎えに来た時に話してくれると蒼大さんは言ってくれた。
大ちゃんも一緒に来るから楽しみだ。
大ちゃんが可愛くて可愛くてギュッてしたい。
「いぶちゃん!」
身支度を済ませてソファに座っていると勢いよく僕の側に大ちゃんが駆け寄ってきた。
「大ちゃん。元気だった?」
僕は大ちゃんを腕の中に抱きよせてギュッとすると僕の胸にグリグリと頭を擦り付けてきた。
可愛すぎる。
「いぶちゃん。寂しかったよ。」
「うん。ごめんね。大ちゃん・・・これからはずっと一緒に暮らせるからね。」
「うん!そうちゃんも一緒だよ。」
そうだ・・・蒼大さんも一緒だ。
電話とかメールでも凄く凄く恥ずかしかったのに顔を合わせて話すのはもっと恥ずかしいよ。
「聖輝、退院おめでとう。」
「あっ・・・うん。ありがとう蒼大。」
僕は顔が熱くなるのが分かった。
絶対に真っ赤になってるよね。
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