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悠真さんの自宅

車に乗り込むまで大ちゃんが僕が顔が赤いから心配してくれていた。 悠真さんの自宅に着いてからもずっと僕の心配をしてくれている大ちゃん。 「いぶちゃん。お熱大丈夫なの?」 「あっ・・・と、うん。お熱はないんだ。心配してくれてありがとう。」 「お熱ない良かった。」 蒼大さんと悠真さんは、僕と大ちゃんの会話を聞いて必死に笑うのを我慢している。 僕が顔を赤くした理由は2人には分かっていたみたい。 「落ち着いたか?聖輝。」 「うん。ありがとう蒼大。」 話かけられただけなのに心臓うるさいよ。 僕を見て前に座っている悠真がまた笑いをこらえていた。 「聖輝、顔に出やすいよな。鈍感な俺でも気付いた。」 「治樹さん、止めてください。」 「うわぁ〜。なんだか新鮮だよな照れた聖輝って、可愛いな悠真。」 悠真さんや治樹さんにとったら僕は成人した男性だけれど僕の心は高校生なんです。 新鮮だなんて当たり前ですよ。 高校生の時は彼女とか居なかったし好きな子も罰ゲームの時は居なかったんだよ。 それが蒼大さんとお付き合いして同棲してるなんて高校生の僕からしたら鼻血が出てしまうくらい大変な事なんです。 「お2人さん、あまり聖輝を苛めないでやってよ。」 「え〜っっ。苛めてないよ。それにしても聖輝は高校生の時って、そんな照れ屋だったか悠真?」 「すぐに顔は赤くしてた記憶がある。」 「聖輝は可愛いくらい顔に出るよ。」 3人して僕の知らない話をしている。 知らないんじゃなくて覚えてない話をされても僕にはピント来ないんだよね。 もう良いや、好きに3人で話していれば僕は大ちゃんと目の前のテーブルに置かれたプリンを食べるんだからね。

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